新古今しまりす集 |
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さて、先日チラッと書いた
「選挙特番ばっかりでつまらんからDVDでも借りてこよう。」 という、「それって何かダメ人間ぽくね?」と夫婦で盛り上がりつつ(?) 借りてきたDVD『グッバイ、レーニン!』であります。 公開時、コレも見てみたいなぁと思っていたのです。 ベルリン崩壊前の東ドイツに住むアレックス。 社会主義者の母が心臓発作で倒れ、意識不明となる。 その母が意識不明の間にベルリンの壁が崩壊、ドイツが統一された。 目覚めた母が「もう一度発作を起こしたら命取り」と言われたアレックスは 家族や近所の人たちも巻き込んで、東ドイツが続いているフリをするが・・。 というのが大まかなストーリー。 母親から必死で国の変化を隠そうとする息子の涙ぐましい努力が笑えますが、 全体的に溢れんばかりの親子愛を感じます。 と、同時に 『真実を伝えないことが本当に本人のためなのか?』 という周囲の葛藤が複雑な気分にさせます。 「お母さんは真実を知る権利がある。」 と主張する恋人のララ。(母の面倒を見ていた看護師でもある) そんなことをして母がショックを受け、身体に支障が出るのを心配するアレックス。 協力してくれていた姉夫婦や恋人と次第にすれ違いが生じてくる・・。 みんな、決して自分のことだけを考えているのではなく 家族として恋人としてそれぞれのことを想ったうえでの行動なんだけど、 それが愛情に満ちていて心が温かくなります。 宣伝していたような「泣ける」という映画ではなかった気がしますが もう一度自分の家族や大切な人のことを振り返ってみようと思いたくなる、 そんな映画でした。
by simarisu83
| 2005-09-14 15:28
| 映画・本等の感想文
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