新古今しまりす集


たゆれば たゆる たゆるときィ♪ たゆった つっもりで しずんでるゥ ♪(by:『ぼのぼの』)
by simarisu83
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2006年 09月 19日 ( 1 )

太陽

公式サイトはコチラ→http://www.taiyo-movie.com/

日曜日、映画を観に行ってきました。
詳しい内容はサイトで確認していただくとして、
簡潔に言えば第二次世界大戦終戦間際の昭和天皇のお話です。

戦争を描いた映画はたくさんある。
一兵士の決意であったり、その家族の嘆きであったり、
上層部の凶行であったりする。
しかし、「天皇」の視点で描かれた作品というのは国内を探しても
なかなかないのではないだろうか?
それをロシア人の監督が描いた、という点が非常にめずらしく興味深い。

どれだけの資料に基づいて作成されているのかは分からないけど、
もし映画通りに地下の防空壕と周りを高い塀で囲まれた生物研究所(?)でしか
過ごしていなかったのなら、本当の日本の現状がどれだけ分かっていたのかが疑問だ。
なのに、そんな所で軍部との御前会議を行い指示を出す。
(観ていると、指示を出すというよりは軍部からの提案をYesかNoで決定するだけなのかな、
という感じだったけど。)
絶対、状況にあった的確な指示が出せたとは思えない。
権限なんてあってないようなものだったのかもしれない。
※調べてみると、御前会議で天皇は発言しないというのが通例だったとか。

結局、「神」という飾りでしかなかったのかなぁ。
しかもそれを本人も分かっている。
だから何度も聞く、「自分は人間ではないのか」と。
自分も「人間」でありたかった。
周りに「神」を崇められることによる孤独。
それは多分その立場になってみないと解らない。

天皇という人は賢い人だったんだろうとは思う。
語学も堪能で、学術研究もそれなりに高度な知識を持つ。
だけど予告に書かれているようにあまりに子供っぽく世間知らずに見える。
作中、こんな言葉を言う。
「この国が負けたのは傲慢だったからだ。
戦争と平和の件において、怒りは良き助言者ではない。
傲慢はさらに不適応である。」
そこまで解っていて、何故このような戦争になったのか。
結果論でしかなかったのか。
そこまで考察できるだけの洞察力を持ちながら、その結論に到るのが少し遅かったように思う。
・・もしかしたら小さな抵抗を何度も試みたのかもしれない。
それを押し通す力がなかっただけで。

ラスト、「人間宣言」をしたことによる運命からの解放。
それに伴うさらなる犠牲。
胸が痛みました。
抜け出せると思った運命にまた逆戻りさせられたのか、と。

ちょっと昭和天皇に対する見方が変わりました。
彼の抱いていた孤独や苦悩というのは常人の目から見たり考えたりするものとはズレているけど、彼なりに真剣だったんだなと。

面白いか面白くないかと言われれば、エンターテイメント性はかなり低く
頭を使って映画を観たくない人には向かない面白さです(笑)
昭和天皇役のイッセー尾形がすごい!
外見の似せ方もさることながら、口をモゴモゴさせる癖や話す時の口調、
動きなんか私は全然知らないのに
「あ、そうそうこんな感じこんな感じ!!」
と思えてしまう。
そして所々で雰囲気を壊さない程度に入る小ネタがまた小さく笑えたりして。すごいなぁ・・。

最後に一言。
皇居の庭にタンチョウヅルはねぇだろ、タンチョウヅルは!
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by simarisu83 | 2006-09-19 09:46 | 映画・本等の感想文


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